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マウスピース矯正の値段相場は?安い治療方法やクリニックごとの値段の違いも解説

マウスピース矯正 値段 相場

マウスピース矯正を始めたいけれど、値段の相場が分からずに困っていませんか?

当院が35カ所のクリニックを調査した結果、マウスピース矯正の費用は10万円〜130万円と幅があり、矯正する範囲によって大きく異なります。

この記事では、マウスピース矯正の値段相場や内訳、クリニックごとの違いを詳しく解説します。

マウスピース矯正の値段相場は10~130万円!治療内容によって幅がある

マウスピース矯正 値段相場 10~130万円

当院の調査によると、マウスピース矯正の値段相場は治療内容によって大きく異なります。

矯正の種類値段相場期間の目安
マウスピース矯正の全体矯正60万円〜130万円1年半〜3年
マウスピース矯正の部分矯正10万円〜40万円3カ月〜1年
子供のマウスピース矯正20万円〜100万円1年〜3年
ワイヤーの矯正60万円〜150万円1年〜3年
2025年4月調査 35カ所のクリニックを調査した結果

それぞれ、詳しく解説していきます。

【全体矯正の値段】60万円〜130万円

マウスピース矯正で全体の歯列を治療する場合の値段相場は、60万~130万円。

全体の歯を動かすため、使用するマウスピースの数が多くなります。

【全体矯正の特徴】

  • 見た目と全体の噛み合わせの調整を目的とする
  • 治療期間は1年半~3年
  • 費用は60万〜130万円

クリニックによっては、調整費やリテーナー代が別途必要な場合もあります。

リテーナーとは、矯正治療が終了した後に歯が元の位置に戻るのを防ぐためのマウスピースです。

【部分矯正の値段】10万円〜40万円

マウスピース矯正で歯列の一部を治療する場合の値段相場は、10万~40万円

【部分矯正の特徴】

  • 前歯など一部だけの矯正を目的としている
  • 治療期間は3カ月~1年
  • 費用は10万〜40万円

部分矯正は、軽度の歯並びの乱れが気になる人におすすめの治療です。

部分矯正では、動かす歯の本数が少ないため、全体矯正に比べて、短期間かつ低コストで治療できます。

【子供の矯正の値段】20万円〜100万円

子供のマウスピース矯正の値段相場は、20万~100万円

子供のマウスピース矯正は、顎の発達を考慮しながら、治療を行います。

【子供の矯正の特徴】

  • 永久歯が生えそろう前は、装着時間が12時間以上
  • 永久歯が生えそろった後は、装着時間が22時間以上
  • 治療期間は1年〜3年

子供のマウスピース矯正は、早期に始めることで、装着時間の負担を軽減できます。

【番外編:ワイヤーの矯正の値段】60万円〜150万円

ワイヤー矯正の値段相場は、60万円〜150万円

ワイヤー矯正は、マウスピースでは対応できない複雑な歯並びの乱れに対応できる可能性があります。

【ワイヤー矯正の特徴】

  • マウスピース矯正よりも幅広い歯並びに対応
  • 治療期間は1年半〜3年
  • ワイヤーが見える
  • 月に1回程度の歯科医によるワイヤーの調整が必要

マウスピース矯正の値段はいくら?部分矯正と全体矯正2つの症例を紹介!

マウスピース矯正の値段は、治療内容や症例によって大きく異なります。

実際の症例を2つ紹介し、どれくらいの費用がかかるのかを解説します。

ケース1:部分矯正 20代 女性 約40万円

マウスピース矯正 症例
治療費
※自由診療
440,000円(税込)
種類部分矯正
治療期間1年6カ月
治療内容歯周病治療、矯正治療、ホワイトニング、
オールセラミッククラウンによる総合的な治療を行った。
リスク
副作用
・虫歯や歯周病の発生の誘因となることがある。
・歯根吸収が起こることがある。
・矯正治療後は歯が元の位置に後戻りする可能性があるため、
保定装置の使用と定期的な経過観察が必要。
・個々の患者様の状態は異なるため、治療の結果も異なる。

ケース2:全体矯正 20代 女性 約100万円

マウスピース矯正 症例
治療費
※自由診療
1,045,000円(税込)
種類全体矯正
治療期間1年6カ月
治療内容矯正治療により、審美性とかみ合わせの改善を行った。
リスク・
副作用
・虫歯や歯周病の発生の誘因となることがある。
・歯根吸収が起こることがある。
・矯正治療後は歯が元の位置に後戻りする可能性があるため、
保定装置の使用と定期的な経過観察が必要。
・個々の患者様の状態は異なるため、治療の結果も異なる。

マウスピース矯正の値段内訳と支払いタイミング

マウスピース矯正 支払い

マウスピース矯正治療にかかる値段の内訳と、支払いを行うタイミングについて解説していきます。

支払いタイミング内訳値段相場
治療前カウンセリング・検査代∇カウンセリング
無料〜10,000円
∇検査代
10,000円〜50,000円
治療開始時マウスピース矯正代100,000円〜
1,300,000円
治療中調整代0円〜
10,000円/回
治療後リテーナー代
経過観察代
∇リテーナー代
0円〜50,000円
∇経過観察代
0円〜10,000円/回
2025年4月調査35カ所のクリニックを調査した結果

※調整代、リテーナー代、経過観察代がすべて含まれている場合もあり。

1.治療前:カウンセリング・検査代

マウスピース矯正 値段 カウンセリング代

【治療前】

  • カウンセリング代:無料〜10,000円
  • 検査代:10,000円〜50,000円
  • 支払いタイミングは、相談・検査の当日

マウスピース矯正を始める前に、クリニックでカウンセリングを受け、治療に必要な費用や期間の目安を説明してもらいます。

治療の相談やカウンセリングは無料としているクリニックもあります。

もし治療を決めた場合は、検査のために別日で予約を取る流れになります。

検査代の支払いについては、以下2つのパターンがあります。

  • マウスピース矯正代に検査代も含む場合
  • 検査当日に検査代として別途支払う場合

2.治療開始時:マウスピース矯正代

マウスピース矯正 値段 矯正代

【治療開始時】

  • 部分矯正代:100,000円〜400,000円
  • 全体矯正代:600,000円〜1,300,000円
  • 支払いタイミング:矯正開始時(都度払い・分割払いの選択が可能)

矯正を始める際、治療に使用するマウスピースの作製費用と治療費の支払いが発生します。

マウスピース矯正代の支払い方法について、以下のクリニックがあります。

  • 一括払いのみに対応しているクリニック
  • デンタルローンやクリニック独自の分割払い制度があるクリニック

一度の支払い負担を軽減したい人は、分割払いができるクリニックを選ぶと良いと思います。

3.治療中:調整代

マウスピース矯正 値段 調整代

【治療中】

  • 調整代:0円〜10,000円/回
  • 通院頻度:1〜2カ月に1回
  • 支払いタイミング:通院ごと

マウスピース矯正では、歯科医による定期的な経過観察と調整が必要です。

マウスピースの調整費について、以下のクリニックがあります。

  • 通院のたびに支払いが発生するクリニック
  • マウスピース矯正代に調整費も含まれているクリニック

治療を始める前に、調整費の支払いについて事前に確認しておくと安心です。

4.治療後:リテーナー・経過観察代

マウスピース矯正 値段 リテーナー代

【治療後】

  • リテーナー代:10,000円~50,000円
  • 経過観察代:0円~10,000円/回
  • リテーナー代の支払いタイミング:矯正終了後のリテーナ装着時
  • 矯正後の経過観察代の支払いタイミング:通院ごと

マウスピース矯正終了後には、歯の位置を安定させるためにリテーナー(保定装置)を装着し、定期的な経過観察が必要になります。

リテーナーとは、矯正治療が終了した後に、歯が元の位置に戻ろうとするのを防ぐためのマウスピースです。

リテーナーの見た目は、矯正用のマウスピースと変わりません。

リテーナー

リテーナーの使用期間は、2〜3年です。

リテーナー代について、以下のクリニックがあります。

  • 矯正代にリテーナーの代金も含まれているクリニック
  • リテーナー使用時に別途支払いが必要なクリニック

経過観察の費用もクリニックごとに異なるため、事前に確認しましょう。

マウスピース矯正の値段を安くする6つの方法

マウスピース矯正 値段 安くする方法

マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると、料金が安くなる傾向があると言われています。

出典:歯科矯正経験者の5人に1人がマウスピース!|PRtimes

ただ、工夫次第ではもっとコストを抑えることもできるので、 治療費を安くする6つの方法を紹介します。

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

1.定額制のマウスピース矯正を選ぶ

定額制のマウスピース矯正を選ぶと、治療期間が延びた場合でも、都度払いに比べて費用を抑えられます。

定額制都度払い
・総額が決まっている
・治療期間が延びても追加の調整費用が発生しない
・総額が決まっていない
・治療期間が延びると、追加の調整費用が発生する

「調整代は含まれているけれど、リテーナーの代は含まれていない」など、クリニックによって料金の内訳が異なるため、クリニックの窓口やホームページで契約前に確認しておきましょう。

2.低価格帯のクリニックを選ぶ

費用を抑えてマウスピース矯正をしたい方は、低価格のクリニックを選ぶのも一つの方法です。

同じマウスピース矯正でも、クリニックによって費用が大きく異なります。

ただし、安さだけで選ぶと後悔することがあります。

料金の内訳や治療の質をしっかり確認することが重要です。

安いクリニックを選ぶ際のチェックポイント

  • 治療費に何が含まれるか(リテーナー・調整費・再診料など)
  • 治療が長引いた場合の追加料金があるか
  • 担当医の経歴や症例実績
  • 口コミや評判を調べる

3.デンタルローンやクレジットカード支払いを選択する

マウスピース矯正 クレジットカード

初期負担を抑えたい場合には、デンタルローンやクレジットカードの分割払いを利用しましょう。

ただし、ローンには金利がかかるため、最終的な支払総額は高くなります。

例えば、100万円を年利4%で借りる場合のシミュレーションは以下の通り。

  • 36回払い(3年で返済):
    約30,000円/月(利息総額約60,000円)
  • 60回払い(5年で返済):
    約19,000円/月(利息総額約100,000円)

返済期間を長くすると月々の負担は減りますが、支払う利息総額は増えるため、どちらを優先するか慎重に検討することが大切です。

また、デンタルローンやクレジットカードには利用条件があります。

  • 未成年の場合は、親名義での契約が必要
  • すでにローンを利用している場合、新たに借りられないことがある

4.クリニック独自の分割払いがあるクリニックを選ぶ

マウスピース矯正 期間

クリニックによっては、デンタルローンよりも金利が低い独自の分割払いを導入している場合があります。

クリニック独自の分割払いは、ローン審査が不安な方でも使いやすい仕組みです。

ただし、クリニック独自の分割払いは、分割回数が短めに設定されている場合もあります。

当院が6件のクリニックについて調査した結果では、3回〜24回払いが一般的で、デンタルローンのような36回払いや60回払いには対応していません。

例えば、100万円のマウスピース矯正代を、金利なしの分割払いで支払いう場合は以下のようになります。

  • 12回払い(1年で返済)の場合:
    約83,000円/月
  • 24回払い(2年で返済)の場合:
    約42,000円/月

デンタルローンと比べると毎月の支払額は大きくなりますが、金利がなければ支払総額は一括払いと変わらない点がメリットです。

5.マウスピース矯正の装着時間や取り扱いを守る

マウスピース矯正 時間

マウスピース矯正の装着時間や取り扱いを守ることで、治療をスムーズに進められ、余計な費用を抑えられます。

装着時間や取り扱いを守れないと、治療期間が延び、追加の調整費用がかかることも。

無駄な出費を防ぐために、以下のポイントを守りましょう。

  • 1日22時間以上、マウスピースを装着する
  • 水以外の飲食時は、マウスピースを外す
  • マウスピースを外した際は、専用ケースに入れて保管する

6.医療費控除を受ける

マウスピース矯正の費用は、条件を満たせば医療費控除の対象になります。

確定申告をすると、一部の費用が税の還付という形で戻り、実質的な負担が軽減できます。

医療費控除のポイントは、以下の通りです。

  • 個人で10万円に満たなくても、家族全体で10万円を超えていれば申請可能
  • 矯正治療費のほか、検査費や通院の交通費も控除の対象
  • デンタルローン利用時も、支払った分が控除の対象
  • 1年間(1月1日~12月31日)に支払った金額が対象

ただし、見た目の改善のみを目的とした矯正は、医療費免除の対象外になりますので注意しましょう。

噛み合わせや口腔機能の改善が目的であることが条件となるため、対象になるかは歯科医師に確認しておきましょう。

マウスピース矯正の値段がクリニックごとに異なる理由

マウスピース矯正 値段 理由

マウスピース矯正の値段はクリニックごとに異なるのは、以下4つの理由があります。

それぞれ、解説していきます。

マウスピース矯正は自由診療だから

マウスピース矯正の費用がクリニックごとに異なる最大の理由は、マウスピース矯正が自由診療であるためです。

自由診療は保険適用外のため、クリニックがそれぞれ独自に価格を設定できます。

さらに、検査代や調整費用などの細かな費用もクリニックごとに異なるため、総額に大きな差が生じることがあります。

マウスピースの値段が異なるから

マウスピース矯正の費用がクリニックごとに異なる理由のひとつとして、使用するマウスピースの種類によって料金が変わることが挙げられます。

どの種類のマウスピースを使用するかは、 歯の状態と患者の希望の両方を考慮して決まります。

マウスピースを数種類から選べるクリニックもあれば、 一つの種類のみを取り扱うクリニックもあります。

マウスピース装具の種類値段
インビザライン200,000円〜1,000,000円
キレイライン
(部分矯正のみ)
198,000円〜462,000円
hanarabi330,000円〜660,000円
湘南マウスピース
(前歯のみ)
248,000円
Oh my teeth330,000円〜660,000円
2025年4月調査35カ所のクリニックを調査した結果

診療の方法が異なるから

マウスピース矯正 オンライン

マウスピース矯正を行うクリニックには対面診療のみのところと、初回のみ対面診療で、マウスピース装着後はオンライン診療で行うところがあります。

診療方法の違いから価格が異なる場合もあります。

対面診療のみオンライン診療+対面診療
大手町デンタルクリニック
440,000〜1,045,000円
hanarabi
330,000〜660,000円
六本木グランドタワー歯科
660,000〜1,320,000円
oh my teeth
330,000〜660,000
※税込み・自由診療
2025年4月調査35カ所のクリニックを調査した結果

オンライン診療を取り入れているクリニックでも、検査時や歯型の採取時など数回は対面での診療が行われるのが一般的です。

保定期間や治療後の保証が異なるから

マウスピース矯正後は、歯並びを安定させるために保定期間が必要です。

保定期間中は、定期的に診察を受けますが、診察料金や通院回数はクリニックごとに異なります。

また、矯正終了後の保証について、以下のクリニックがあります。

  • 保証期間内に歯並びが崩れた場合は、追加費用無し
  • 保証期間が無く、歯並びが崩れた場合は追加費用が発生

マウスピース矯正の支払い方法は?

マウスピース矯正 支払方法

マウスピース矯正の支払い方法には、複数の選択肢があります。

クリニックによって支払い方法が異なるため、契約前に確認しましょう。

一括支払い

マウスピース矯正でかかる治療費の総額を一括で支払う方法です。

メリットデメリット
・矯正にかかった費用が明確
・金利や手数料がかからない
・一度に高額な支払いが発生
・治療計画に変更があっても、
返金されない場合がある

デンタルローン

歯科治療専用のローンで、治療費を分割で支払う方法です。

メリットデメリット
・ローンを組むことですぐに治療をはじめられる
・一度に支払う金額を抑えられる
・未成年はローンが組めない
・支払総額が増える

定額制・トータルフィー制

治療費を一定額で支払うプランで、調整費やリテーナー代が含まれていることが多い支払い方法です。

メリットデメリット
・追加の費用が発生しない・金額に含まれる内容がクリニックごとに異なる

クレジットカード支払い

クリニックによっては、マウスピース矯正費用をクレジットカードで支払うことができます。

メリットデメリット
・手続きが簡単
・支払いを分散できる
・利用限度額を超えると、一括払いになる

マウスピース矯正は値段に見合ったメリットはある?デメリットは?

マウスピース矯正 メリット デメリット

マウスピース矯正のメリット・デメリットは以下の通りです。

項目内容
メリット・ワイヤー矯正に比べると目立たない
・矯正に伴う痛みが少ない
・マウスピース矯正は取り外しができる
デメリット・マウスピース矯正では治せない症例がある
1日22時間以上マウスピースを着ける必要がある
・食事の前後でマウスピースを取り外さなくてはいけない

それぞれ、詳しく説明していきます。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正 メリット

ワイヤー矯正に比べるとマウスピースが目立たない

マウスピース矯正は、透明な素材作られていてるため、目立ちません。

マウスピース矯正は、見た目のストレスなく、治療を進められます。

友人や職場の人に矯正をしていると気づかれたくない人に、マウスピース矯正はおすすめです。

マウスピース矯正 ワイヤー矯正

矯正に伴う痛みが少ない

マウスピース矯正は、治療中の痛みが少ない矯正方法です。

マウスピース矯正ワイヤー矯正
・1週間に1回マウスピースを交換して歯を動かす
・ワイヤーや固定具がない
・月に1回ワイヤーを調整して歯を動かす
・口の中にワイヤーや固定具が当たる

マウスピース矯正は取り外しができる

マウスピース矯正は、簡単に取り外しができます。

水以外の飲食時には必ずマウスピースを外すので、普段通りの食事・歯磨きが可能です。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正 デメリット

マウスピース矯正では治せない症例がある

マウスピース矯正は、重度の症例には対応できません。

  • 重度の歯並びの乱れ
  • 複雑な歯の動きが必要な場合
  • 骨格に問題がある歯並び

上記のような症例では、ワイヤー矯正や外科的手術が適応になります。

1日22時間以上マウスピースを着ける必要がある

マウスピース矯正は、装着時間を守らないと計画通りに歯が動きません。

推奨される装着時間は、1日22時間以上です。

飲食時以外はマウスピースを着けていることが推奨されています。

食事の前後でマウスピースを取り外さなくてはいけない

食事の前には、必ずマウスピースを取り外さなくてはいけません。

マウスピースを付けたまま飲食すると、以下のような不具合が発生します。

  • 変形や破損が発生する
  • マウスピースに色素沈着が発生する
  • マウスピースと歯の間に食べ物が入り込み、虫歯の原因になる

食事のたびにマウスピースを取り外すのは面倒ですが、器具を気にせずに食事ができるのはメリットでもあります。

マウスピース矯正の値段に関するよくある質問

マウスピース矯正 よくある質問

マウスピース矯正の値段に関するよくある11の質問をまとめました。

それぞれの回答を見ていきましょう。

マウスピース矯正は保険適応になりますか?

マウスピース矯正は、健康保険の適用外です。

ただし、公益社団法人日本矯正歯科学会によると、下記の3つに当てはまる場合、歯科矯正であっても保険適用となります。

  • ①「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常
  • ②前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)
  • ③顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)

引用元:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

子供のマウスピース矯正は保険適応になりますか?

子供のマウスピース矯正でも、保険適用にはなりません。

以下は、例外として保険適用になる特殊なケースです。

  • 顎変形症(受け口・開咬など)の治療が必要で、外科手術を伴う場合
  • 唇顎口蓋裂などの先天的な疾患に関連した治療
  • 歯科医師が「機能的な問題がある」と診断し、特定の保険適用条件を満たす場合

マウスピース矯正で治療できないと値段は高くなりますか?

マウスピース矯正で治療できない場合、ワイヤー矯正が適応になります。

マウスピース矯正を開始した後、ワイヤー矯正に治療が変更になった場合は、追加の支払いが必要です。

矯正の種類値段相場
マウスピース矯正の全体矯正60万円〜130万円
マウスピース矯正の部分矯正10万円〜40万円
ワイヤーの矯正60万円〜150万円
2025年4月調査35カ所のクリニックを調査した結果

マウスピース矯正とワイヤー矯正ではどちらが安いですか?

当院で18件のクリニックを調査した結果では、マウスピース矯正の方が安くなっていました。

矯正の種類値段相場
マウスピース矯正の全体矯正60万円〜130万円
マウスピース矯正の部分矯正10万円〜40万円
子供のマウスピース矯正20万円〜100万円
ワイヤーの矯正60万円〜150万円
2025年4月調査35カ所のクリニックを調査した結果

マウスピース矯正の値段には何のお金が含まれていますか?

一般的にマウスピース矯正の値段には、治療の各段階で発生するさまざまな費用が含まれています。

費用項目金額
カウンセリング代無料〜10,000円
検査代10,000円〜50,000円
マウスピース矯正代100,000円〜1,300,000円
調整代0円〜10,000円✕回数
リテーナー代10,000円〜50,000円
保定期間の経過観察代0円〜10,000円✕回数
2025年4月調査35カ所のクリニックを調査した結果

検査代や調整代は、マウスピース矯正の値段に含まれずに、別途支払いが必要になるクリニックもあります。

一括で100万円の支払いができない場合はマウスピース矯正できませんか?

多くの矯正クリニックで、分割払いやデンタルローンを利用してマウスピース矯正が受けられます。

支払い方法メリットデメリット
一括払い手数料がかからないので、
支払総額が安く済む
まとまった資金の準備が必要
デンタルローン一回に支払う金額を抑えられる金利分の支払い総額が高くなる
審査が必要
定額制・
トータルフィー制
追加の費用が発生しない金額に含まれる内容が
クリニックごとに異なる
クレジットカード払い審査が不要分割上限を超えると
一括支払いになる

マウスピース矯正の分割払いはできますか?

マウスピース矯正の支払いは、多くの歯科クリニックで分割払いできます。

分割払いの種類概要
デンタルローン年利3.0%〜15.0%
審査が必要
クリニック独自の分割払い金利はクリニックにより異なる
クレジットカード払い年利12.2%〜17.9%
分割上限を超えると一括支払いになる

クリニックによって対応している支払い方法が異なるため、事前に確認しましょう。

マウスピース矯正を途中でやめた場合は残りの金額分は返金されますか?

マウスピース矯正は、治療を中断した場合でも返金はされません。

その理由は、矯正を始める段階で今後使用するマウスピースをあらかじめ作成するためです。

調整代やリテーナー代金を先に支払っている場合は、一部返金が受けられることもあります。

返金されるかどうかは、クリニックとの契約内容によって異なるため、契約前にクリニックの窓口やホームページで確認しておくと安心です。

安いマウスピース矯正と高いマウスピース矯正の違いはなんですか?

安いマウスピース矯正と高いマウスピース矯正には、以下のような違いがあります。

項目内容
安いマウスピース矯正部分矯正/製作費が安い
高いマウスピース矯正全体矯正/製作費が高い

マウスピース矯正で追加費用がかかることはありますか?

マウスピース矯正では、追加費用がかかることがあります。

契約内容によりますが、追加料金が発生するのは次のようなケースです。

  • 治療期間が長引き、追加のマウスピースが必要になった
  • マウスピースを紛失・破損してしまった
  • 抜歯が必要になった
  • 治療中に虫歯の治療が発生した
  • ワイヤー矯正に変更が必要になった

マウスピース矯正を契約する前に、どんなときに追加費用が発生するのか事前に確認しておきましょう。

マウスピース矯正で気を付けることはありますか?

マウスピース矯正は、自己管理が重要な治療方法です。

医師の指示に従い、正しくマウスピースを装着してください。

  • 1日22時間以上マウスピースを装着する
  • 水以外の飲食をするときにはマウスピースを外す
  • 食後は歯を磨く
  • マウスピースを交換するタイミングを守る
  • 定期的に歯科医師のチェックを受ける

【まとめ】マウスピース矯正の値段相場は10万円〜130万円!まずは矯正歯科に相談

マウスピース矯正 値段相場 10~130万円

マウスピース矯正の費用は10万円〜130万円と幅があります。

矯正の種類値段相場期間の目安
マウスピース矯正の全体矯正60万円〜130万円1年半〜3年
マウスピース矯正の部分矯正10万円〜40万円3カ月〜1年
子供のマウスピース矯正20万円〜100万円1年〜3年
ワイヤーの矯正60万円〜150万円1年〜3年
  • 料金に含まれる内容はクリニックごとに異なるため、追加費用の有無を確認することが大切
  • 支払い方法には、一括払い・デンタルローン・定額制・クレジットカード払いがある
  • 治療期間や計画によって費用が変わるので、契約前に総額をチェックする

マウスピース矯正を始める前に、クリニックごとの料金や支払いプランを比較し、自分に合った方法を選びましょう。

まずは、カウンセリングを受けてみましょう。