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【歯周病菌の検査を行っています】
※画像はお口の中にいる細菌のピラミッド(頂点に行くほど病原性が大きい)
最近はCMでも頻繁に“歯周病“という言葉を耳にするかと思います。
歯周病は30代以上の3人に2人が罹患しているなどと言われている程多い感染症です。
虫歯は歯そのものに起こる病気ですが、歯の土台(歯を支えている骨=歯槽骨)が崩れる病気が歯周病になります。 「歯肉が赤い」「血が出た」などは歯周病の始まりかもしれません。
歯周病は歯肉や歯槽骨など歯をとりまく組織に起きる病気です。歯肉が赤くなったり、腫れるといった症状の「歯肉炎」、歯肉から血や膿が出たり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始めるなどの症状が出る「歯周炎」、その両方が歯周病と呼ばれます。
歯周病は細菌の感染症です。 誰でも感染し、長い間無症状。気づいたときには歯周病は進行していきます。 当院ではそんな歯周病原菌の酵素活性を測定するキットが新たに導入されました。
歯周病関連性菌にはそれぞれ病原性の違いがあり、重度の歯周病に関連があると言われている3菌種を レッドコンプレックスと言います。
・Porphyromonas gingivalis (ポルフィロモナス・ジンジバリス)
・Treponema denticola (タネレラ・フォーサイセンシス)
・Tannerella forsythia(トレポネーマ・デンティコラ)
上記3菌種は、特定の合成ペプチドを分解するトリプシン様活性を産生し、基質を用いることで、特異的に3菌種が産生する酵素を測定することができます。
このキットの特性として、たった15分で測定できるのですぐ判定が出ます 発色の強さをスコア値(5段階)で判定し、歯周病原因菌の酵素活性を知ることができます。
数値が高いほど、酵素活性が高いことを示します 舌の上を専用の綿棒で拭い、試験液につけ、専用のプレートの上で判定します。
注意事項として測定する前、3時間はご飲食(お水のみ可),歯磨き,洗口液を用いたうがいなどやめて頂き、飴なども舐めないようお願いします。
また抗生物質(かぜ薬)を服用されてる方もお声がけください。
原則、初診時にレントゲンや口腔内診査とともにこの検査もやらせて頂いておりますが、当院に現在通院中の方や定期検診時にも行えますので、 ご興味ある方はスタッフまでお声がけ下さい!
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