歯科豆知識
なぜ矯正治療を行なうのか?
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【なぜ歯列矯正を行なうのか?】
マスクの制限も緩和され始めたことで、口元が気になり始めた方も多いのではないでしょうか?
今回は、歯の歯列矯正についてお話したいと思います!
①全身のバランスを整えるため
咬み合せが悪いと頭痛や肩こりの原因となるだけでなく、背骨のゆがみにつながることもあります。
さらに容貌にも影響し顔の印象を大きくかえます。歯並びの悪さから容貌に劣等感をもつことになれば歯は心にも影響すると言えます。
②効率良く消化させるため
野生動物は歯を失うと生きられません 咬むことは生きるために必要な事なのです。
人は歯の部位により咬み切る場合は前歯、すり潰すためには奥歯と使いわけをします。さらに、あごの関節や舌など筋肉の動きをスムーズに連動した咀嚼(そしゃく)を行います。これらを円滑に進めるには歯の並びが重要なのです。そしてこの動きが消化を助けることにも繋がります!
③社会的イメージの影響
歯並びは国により捉え方の違いがあります。
俗に言うハ重歯は日本では可愛らしいと言われることが今でもありますが、欧米では大変嫌われる歯並びなのです。特に欧米では肥満であると管理職につけてないと言われるほど自己管理能力が厳しく問われます。歯も同じように重視されるのです。
④お手入れをしやすくするため
歯並びが悪いとどうなってしまうのでしょうか ?虫歯や歯周病になりやすくなる可能性が生じ、全身のバランスが崩れ消化が悪くなります。つまり全身の健康と関わりが深いのです。
⑤歯ならびが悪くなる原因は?
まず小学校へ上がっても続く、指しゃぶりは出っ歯の原因になります。
舌で歯を押す癖は、出っ歯や受け口、開口(前の歯が噛んだ状態でもくっつかない)の原因になります。
鼻が悪いと口呼吸になりやすいですが、こちらも歯並びに影響し.出っ歯や開口の原因となります。同じ方向で常にほおづえをつくとあごの骨がズレたり、片側だけで食べ物を咬むなどの生活習慣も歯並びに影響を与えます。
ご自分の歯を長くより健康な状態で使い続ける為にも歯並びを整えることも審美的(見た目)な目的だけにとどまらず、虫歯や歯周病の予防つまり健康に繋がることと言えます!
当院でも、マウスピース矯正、ワイヤー矯正などご希望にあった治療方法を歯科医師と相談し行うことが出来ますので気軽にお声掛けください。
皆様が健康で日々充実しますように願っております。
© 大手町の歯科 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエアWEST1階
プラークの正体をご存知ですか?
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【プラークの正体をご存知ですか?】
今月もどうぞよろしくお願いします!
さて今回はプラークについてです。
最近、CMでもよく耳にするプラーク。プラークの正体は皆さんご存知ですか??
プラーク(歯垢ともいいます)は、食べカスと思っている人もいますが、まったくの別もの。細菌と代謝物のかたまりです。
歯の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物質です。1mgには1億個以上の細菌が存在しています。 細菌は歯に付着しても、多くの場合は唾液で流されてしまいます。
しかし、唾液の流れが悪い場所に付着するとその場で増殖を始め、徐々にプラークを形成するため、早めに取り除くことが重要です。
むし歯の原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、歯に付着しやすく、強固なプラークを形成するため、早めに取り除くことが重要です。
むし歯や歯周病など口の中の様々なトラブルの根本的な原因はこのプラークなので、①毎日セルフケア と ②歯科医院で定期的なクリーニング を受けて、常に除去することが大切になります。
1.セルフケアについて
奥歯や、歯の間、歯ぐき(歯肉)との境目などは、特に付着しやすいため、しっかりと歯磨きして除去しましょう。
プラークは、歯の表面に強く付着しているので、うがいをしただけでは取れません。
自分に合った歯ブラシやデンタルフロスを使って、しっかりと取り除きましょう。 特に歯と歯の間は、歯ブラシの後にデンタルフロスを使うと、プラークの除去率が約1.5倍になります。
2.プロケアについて
「歯石」や「歯周ポケットの中」などのセルフケアでは除去できない汚れは、歯科医院でプロによるクリーニングを受け、除去しましょう。
プラークは歯周病や虫歯の進行の原因になります。また最近ではプラークはお口の中だけではなく全身疾患にも大きく影響していると研究でもわかってきています。
しっかりセルフケアと定期検診(プロケア)に通っていればお口の健康だけでなく、全身の健康も守ることができます!
当院では予防歯科に力を入れております。 またさまざまなクリーニングのメニューもあり1人1人にあったメニューを提案させていただきますので、ぜひ一度当院にお越しください!
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子供向けの磨き方を続けていませんか?
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【子供向けの磨き方を続けていませんか?】
冷 気が一段と深まり冬の訪れを感じる今日このごろ、お障りなくお過ごしでしょうか。
今回は歯磨きのポイントとおすすめのケア用品を紹介していきたいと思います。
突然ですが、皆さんは子供の頃に学校で習った「子供向け」の磨き方を大人になってもそのまま続けていませんか? 何故この質問をしたかと言うと、子供と大人では磨いてアプローチしたい場所が少し違うんです!
子供の頃の歯はエナメル質がやわらかく虫歯になりやすいので“歯面”にアプローチする磨き方を指導されることがほとんどですが、大人になると+αで歯周病などの問題がプラスされてくる為“歯面と歯周ポケット”にアプローチする必要があります。
なぜなら大人になると、
①歯周病罹患率が8割りを超える
②唾液に長年きたえられたエナメル質が硬く丈夫になる
③歯周病の影響で歯茎が痩せると根元の象牙質がむき出しになり、むしろ虫歯になりやすくなる
④持病の薬の副作用で唾液による歯の修復作用が十分に働かない人が増える
などの理由が挙げられます。
また歯磨きは常に皆さま頑張って頂いていると思いますが、歯周ポケットへのアプローチ=原因となるプラークを落とす事がとても重要です。
力任せでゴシゴシ磨いてしまうと、少しずつ歯が削れてしまったり、歯ぐきが傷んで痩せてしまったりとトラブルの原因となりますのでご注意ください。
歯ブラシだけではどうしても落としきれない汚れが存在するのは事実です。
そこで歯間ブラシやフロス、タフトブラシなどの補助用具が活躍します!定期健診やクリーニングの時、担当の歯科衛生士からフロス使ってますか?と質問された事が皆さま1度はあるかと思います。
そこには歯周病を予防したいという思いが込められておりますので、是非一緒にご自身で実行できる予防を頑張っていきましょう!
また、虫歯へのアプローチとしては高濃度フッ素配合の歯磨き粉も有効ですし、知覚過敏には硝酸カリウムといった成分が含まれている歯磨き粉や研磨剤フリーのものが良いとされていますので、ぜひ使用してみてください。
文字では伝わりにくい所もございますので、具体的な磨き方・おすすめのケア用品については定期健診やクリーニング時に歯科衛生士に聞いて頂けると嬉しいです。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。