#0107
【災害時の口腔ケアの注意点】
寒い日が続く今日この頃、皆さま体調などは崩していませんか?
風邪やインフルエンザが引き続き流行しているようなので栄養と睡眠で免疫力を高めて元気に過ごしていきましょう。
さて今年のはじめ、最大震度7を観測した能登半島地震。 現在も甚大な被害が出ていることがたびたびニュースで報道されています。 被災地では水の供給が十分でないため歯磨きなどのお口のケアができず、雑菌が肺に入ることで起きる「誤嚥性肺炎」の増加が心配されているようです。
能登半島の病院の歯科口腔外科には、震災後2週間に誤嚥性肺炎になり歯科での対応が必要になった患者さんが19人おり、これは例年の3倍も増えているとのこと。
誤嚥性肺炎は命に関わる病気で、震災関連死にも繋がるそうです。 断水の影響で歯磨きができなくても、言葉を話すなどして唾液の分泌を促すことが効果的だとした上で、現在では水を使わなくてもお口の中を清潔に保つことができるキットや、うがいの必要がない歯磨き粉などを支援物資として届けることなども行われているようです。
誤嚥性肺炎は今後も広がる可能性があるため、できる範囲のケアをと歯科医師たちは呼びかけています。 震災は誰にでもいつ起こるかわからない出来事。 ご家庭の防災グッズの見直しや定期的な確認が大事だと改めて感じ、今回この記事を書かせていただきました。
この度の震災に対し、心よりお見舞い申し上げます。また皆さまの1日も早い再建をお祈りいたします。
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