歯科豆知識
歯の治療を中断してしまうと起きる5つのトラブル
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【 歯の治療を中断してしまうと起きる5つのトラブル】
はっきりとしないお天気が続いていますが、 皆さま体調はいかがでしょうか?
今月は歯科治療を中断することになってしまった際に起きる可能性があるリスクについてお話させていただきたいと思います。
①虫歯が進行する、歯が欠けてしまう
歯の治療中は仮詰めをしたり仮歯を入れたりしますが、あくまでも仮の一時的なものなので薄くなったご自身の歯が欠けてしまったりすることがあります。
また仮詰めが取れてしまうとそこから最近が侵入して虫歯がさらに進行してしまうことがあります。
また薄くなった状態の歯で固いものを噛んだりすると歯が割れてしまうことがあります。 歯が割れてしまうと、歯が残せず抜かなくてはならなくなる可能性が高くなります。
②痛みが出る
治療の途中でお痛みがなくなることもありますが、そこで放置してしまうとまた何かのきっかけでお痛みが出る可能性があります。
③詰め物被せ物が合わない
虫歯の部分を取って型取りをしたあと、仮詰めの期間が長くなってしまうとせっかく型取りをしたものが合わなくなる可能性があり再度やり直しをしなければならないことがあります。
④治療の回数増える
治療をして症状が少しづつ改善されても中断してしまうと元に戻ってしまったり、最初の段階よりひどくなってしまう可能性があります。 そうなると治療の回数が増えてしまい、より治療費がかさむことにもなりかねません。
⑤噛み合わせや歯並びが変わる
治療中のところや抜いたところをそのままにしてしまうと、隣の歯が動いてしまったり倒れてきたりすることがあります。 そうなると噛み合わせや歯並びが変わってしまうことに繋がります。
このように、治療を中断してしまうと様々な変化や問題が起きる可能性があります。
お忙しい中お時間を割いて継続して通っていただくのはとても大変なことだと思いますが、皆さまの口腔内の環境を維持するお手伝いをさせていただけるよう、わたし達も日々努力していきたいと考えております。
© 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエアWEST1F
お口の環境が虫歯の出来やすさを決めます!
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【 お口の環境が虫歯の出来やすさを決めます!】
テレワークや自粛等でお家時間が増えていると思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
お家にいるとなにかしら常に食べたくなっちゃうのですが、食べている時間が長いと当然虫歯にもなりやすいです!そこで、今回はお口の環境についてお話しようと思います。
■お口の中は脱灰と再石灰化を繰り返す
普段、お口の中は中性(PH7)で保たれているのですが、食事をすると酸性へと傾きます 酸性へと傾き、歯が溶けることを 「脱灰(だっかい)」 と言います。 そして、唾液の働きによって、通常40分くらい時間をかけてゆっくりとまた中性に戻っていきます。 このことを 「再石灰化(さいせっかいか)」 と言います。
間食などだらだら食べを続けていると 酸性の状態が続き、脱灰している時間も長くなります 再石灰化はされずに虫歯になりやすい環境といえます。 歯磨きをきちんとされていても、 こういった食生活を続けていると 虫歯のリスクは高まってしまいます 。
■糖度の高いものは×(良くない)
また、糖濃度の高い食べ物は注意が必要です!
甘い食べ物や、スナック菓子など酸性に傾きやすいとされています。 飴もずっとお口の中にある、という面で酸性に傾きやすいといえると思います。
ほかにも、、 炭酸飲料やジュース、酸の強い食べ物(レモンやお酢)も要注意です。上記に挙げられたものを絶対に食べてはいけないという事ではないですが 食事を楽しみながらも、お口の健康も考えて頂けたらと思います 。
■再石灰化をねらおう!
大事なのは毎日のケアと今回お話しした再石灰化を促すこととになります。
規則正しい食生活を心がけ、だらだら食べをしない。 食べたら歯を磨く、磨けない場合はお水でお口をゆすぐ など工夫して再石灰を意識して過ごしていただけたら嬉しいです。
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「酸蝕症(さんしょくしょう)」ってご存じですか?
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【「酸蝕症(さんしょくしょう)」ってご存じですか?】
※画像は酸で溶けた下の前歯の部分
今回は酸蝕症について説明致します。
虫歯は虫歯の原因となる菌が出す酸によって起こりますが、酸蝕は酸性の食べ物や飲み物が歯に触れることで起こります。
どんな人でも日常的に酸の影響は受けていますが、唾液の力によってエナメル質が補修され、そのバランスが保たれていることで歯の健康が維持されています。
しかしそのバランスが崩れ酸の影響を過剰に受けるようになると、エナメル質の補修が追い付かなくなり酸蝕症になってしまいます。
酸蝕症にみられる症状としては、歯が溶けて薄くなったことで表面が透けてきたり象牙質の露出、白濁なとがあります。
健康のために毎日酢を摂取する、運動の合間にスポーツ飲料を飲む、仕事中砂糖が入った飲み物を一日かけて飲むなど何気ない日々の行動が酸蝕症に繋がっていることがあります。
酸蝕症を予防するには酸性度の高いものをだらだらと摂取しない&摂取直後の歯磨きは避け水やお茶を飲む、フッ素入りの歯みがき粉を使うようにするなどがあります。
いかがでしたでしょうか。
酸蝕症とはあまり聞きなれない言葉ではありますが、少しでも参考にして頂ければと思います。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。