歯科豆知識
口呼吸が及ぼす影響について
#0122
【口呼吸が及ぼす影響について】
家でリラックスしている時や何かにとても集中している時、朝目覚めた時、無意識に口呼吸(こうこきゅう)になっていることに気づくことはないですか?
実は口呼吸と鼻呼吸(びこきゅう)には大きな違いがあります。
そして口呼吸には様々なデメリットがあることが研究で明らかになっています。
今回は口呼吸についてお話します。
口呼吸の影響
口の中の影響としては口臭、虫歯、ドライマウス、歯周病、歯並びの乱れ、いびきなどが挙げられます。また口の中だけではなく免疫力の低下や自律神経が乱れやすくなったり、全身にも悪い影響を及ぼします。
口呼吸の原因
口呼吸になる原因は、現代食で柔らかいものを多く摂るようになった影響で、お口周りの筋肉量が低下したからと言われています。 また、メールなどの会話を介さずに連絡する手段が増えたことで、会話による筋肉運動が減少したことも挙げられます。
口呼吸は無意識で行っていることがほとんどですので、意識的に行動を変えていくことが大切です。
口呼吸を治す方法
鼻呼吸へ変えていくための改善策としては
①食事の際は左右で均等になるようにゆっくりと時間をかけて噛む。
②睡眠の際は市販されているマウステープを使用する。
③ガムを噛む習慣をつけ、口周りの筋肉をトレーニングする。
④鼻炎や花粉症の症状をお持ちの方は治療を行う。
⑤歯並びや舌の位置のせいで口が閉じにくいと感じる方は歯医者さんに相談する。 口呼吸から鼻呼吸に治してお口も全身も健康になりましょう!
© 大手町の歯科 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエアWEST1階
花粉症とお口のつながり
#0121
【花粉症とお口のつながり】
今回は花粉症が原因の鼻づまりによる口呼吸によって起こる歯への影響についてお話しします。
■花粉症になると・・
まず花粉症によるお口の中の影響はこのような事がおきます。
鼻が詰まると口呼吸が増え、口の中の乾燥が進む
↓
唾液の自浄作用が低下し、細菌が繁殖しやすくなる
↓
慢性的なアレルギー性鼻炎による鼻呼吸の困難から口呼吸が常態化し、舌の位置が下がり、歯並びが悪化する可能性がある
以上のようにお口の中が乾燥して細菌が繁殖しやすい状態になり、むし歯や歯周病が悪化しやすくなります。
さらに、花粉症の薬の成分は唾液を抑える働きもあり、薬を飲むと口が乾くと感じた方もいるのではないでしょうか。
お口が乾くと、汚れを洗い流す「自浄作用」も弱くなってしまうので、お口の環境が悪化してむし歯や歯周病のリスクが高まります。
花粉症による鼻詰まりがひどい人は、虫歯や歯周病のリスクがあることを認識しておくことが大切になります。
■その対策は?
・対策としては歯磨きやうがいを行うことで、口の中を清潔に保つこと。
・鼻洗浄や鼻スプレーを使用して、鼻呼吸ができるようにすることが有効です。
・口の中を潤すために、適度な水分補給を行っていただくことも大切です。
花粉症で鼻詰まりがひどい人は、虫歯や歯周病のリスクがあることを認識しておくことが大切になります。
今回は、花粉症とお口のトラブルの関係と対策についてご紹介しました。花粉症の時期や、疲れている時は、自分がいつもより虫歯や歯周病などになりやすいことを自覚して、少し意識をして対策をしてみましょう!
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デンタルフロスを使うと何が良いのか?
#0119
【デンタルフロスを使うと何が良いのか?】
さて今回はデンタルフロスについてのお話です。
皆さま、デンタルフロスは毎日使っていますか?使った方が良い理由をお話いたします。
■歯ブラシだけでは不十分のため
実はきちんと歯みがきをしていても、歯ブラシだけでは歯の汚れやプラーク(歯の表面に付着している細菌のかたまりのこと)をきれいに取り除くことはできません。
なぜなら、歯と歯の間には歯ブラシの毛先が届きにくいためです。
そこでデンタルフロスを活用します! デンタルフロスとは、歯と歯の間に残った食べかすやプラークを取り除くための細長い糸のことです。先ほどお話しした、歯ブラシで届きにくい汚れを取り除くことを目的とした清掃道具のひとつです。
歯の表面をきれいにしていても、歯と歯の間にプラークや食べかすが残っていると虫歯や歯周病の原因となってしまうのです…。
■口臭の予防にも役立つため
また、デンタルフロスは口臭の予防にも非常に効果的です。食べかすが歯と歯の間に残ると、時間が経つにつれて細菌によって分解され、臭いを発生させます。デンタルフロスを使ってこれらの食べかすを取り除くことで、細菌の活動を抑え、口臭を予防できます。
そして歯の表面や歯間に残ったプラークも、口臭の原因にもなります。デンタルフロスを使って歯間の食べかすやプラークを効果的に取り除くことで、歯周病や虫歯のリスク、口臭の原因を減らすことができます。
■歯ブラシとフロスはどっちらが先?
歯ブラシとフロスはどっちが先? 歯ブラシとフロスの順番については、一般的にはフロスを先に使う方が効果的だとされています。 そのため、フロス → 歯ブラシきという順番で行うのが理想的です。
日々の歯磨きにデンタルフロスを取り入れることで、口腔内の清潔を保ち、健康な歯と歯茎を維持することができます。デンタルフロスは歯磨きの補完的な役割を果たし、手軽にできる予防ケアとして、毎日の習慣に組み込むことが望ましいです!
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。