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【甘いものを食べても虫歯にならない?】

甘いものを食べると虫歯になりやすい――これは多くの人が知っていますが、なぜそうなるのでしょうか?
虫歯は、口の中の細菌(ミュータンス菌など)が糖分をエサにして酸を作り、その酸が歯の表面(エナメル質)を溶かすことで起こります。
特に、チョコレートやキャンディー、ジュースなどの砂糖を多く含む食品を頻繁に摂ると、口の中が酸性の状態になる時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。
では、甘いものは絶対に食べてはいけないのでしょうか?
実は以下のポイントを押さえればある程度はOKです。
ポイント① 砂糖の量と口にする回数に気を付ける
大切なのは「甘いものを食べる量」と「食べる回数(≒口に入れている時間)」です。
間食の回数が多いと、唾液による中和が追いつかず、歯が再石灰化する時間がなくなってしまいます。
食べるときは時間を決めて、だらだら食べ続けないことがポイントです。
1日食事の回数(間食、砂糖入り飲料含む)が4回までだったら虫歯のリスクが上がらないと言われています。
また、食後や甘いものを食べた後には、早めに歯みがきをするか、水やお茶で口をすすぐだけでも効果があります。
甘いものを我慢しすぎる必要はありません。間食で摂取していい砂糖の目安の量は1日25gとされています。
ポイント② 含まれている砂糖の量を知る
間食で甘いものを摂る場合は、1回スティックシュガー3本分(1本あたり約8g)を意識しましょう。
例えばスティックシュガー3本(砂糖24g)のおやつだと
おまんじゅう1つ、
ハーゲンダッツ1つ、
チョコレート75g となります。
上手に楽しみながら、食べ方やケアを意識して虫歯を防ぎましょう。
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