スタッフブログ
歯石をおとりする器具へのこだわり
#0016
【歯石をおとりする器具へのこだわり】
歯周病を悪化させる因子のひとつに歯石があります。
歯石は歯周病の原因であるプラーク(歯垢)が石灰化して石のように硬くなったもので、付いたままでいるとプラークが付着しやすくなり、歯周病の進行に繋がります。
歯石は、①目で見える縁上歯石
②目で見えない歯ぐきの中にある縁下歯石 の2種類あります。
上記で述べた歯石を機械的(物理的)に除去していくスケーリングという施術があり、治療の成果を左右する重要な治療法です。
この治療の効果が高ければ歯周外科手術なのどの「大きな治療」をおこなう必要性が少なくなりますので当院では特に時間をかけて行っています。
当院では以下の3つの器具、機械を使いわけながら歯石を取り除いています。
1.手用スケーラー
(グレーシーキュレット) 手作業でいわゆる「カリカリ」するタイプです。
2.超音波スケーラー(P-MAX、ピーマックス)
お水と共に振動(超音波領域)で「キーン」と音がするタイプです。主に縁下歯石をお取りします。
3.エアースケーラー
これもお水と共に振動(音波領域)で「キーン」と音がとするタイプです。主に縁上歯石をお取りしま
す。
今回そのうちの一つであり、スケーリングを行う上で一番基本の手用スケーラー(グレーシー型キュレット)の種類についてご紹介したいと思います。
1-(1)オリジナル
現在世界のグレーシーキュレットの基準となっている、グレーシー博士が考案した当初のシャンク・ブレードの長さ、幅。基本の形と大きさになります。
1-(2)アフターファイブ
5mm以上の深い歯周ポケットや根面に到達。オリジナルに比べ柄の一部の第一シャンクが3mm長く、10%細いため歯肉への負担を軽減しながら深い場所に到達しやすい。
1-(3)ミニファイブ
5mm以上の深い歯周ポケットや根面に到達。第一シャンクは同じく3mm長く、さらに刃はオリジナルの半分の長さのため狭い歯周ポケットや、分岐部と呼ばれる根の分かれ目に到達 しやすい。
要は、深い箇所の歯石をとるためには器具が細く長くなる必要がでてきます。
※歯周ポケット:歯ぐきと歯の境目にある「溝」のこと。正常値は3㎜以下。
歯の形は直線部分が無く、凹凸が多いため、取り除きたい部分にあった器具を使い分けながら治療をおこなう必要があり、1本の歯に対しても2~3本の種類を使用することもあります。
歯ぐきへの負担を少なくしつつ、深い場所にある歯石をきちんと取り除けるかが成功のポイントです。
©大手町の歯医者、歯科 | 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエアWEST1F
毎週院内ミーティングをしています。
#0015
【毎週ミーティングをしています】
当院では週に一度全員参加のミーティングをおこなっております。
ミーティングでは
患者様にとってより良い治療、環境を提供できるように話し合いをしたり、院外研修の情報の共有などを行なっています。
最近のミーティングでは 主に衛生管理(消毒滅菌関係)について見直しを始めています。
当院では患者さんに使用する器具などはすべてディスポーザブル(使い捨て)か消毒滅菌をしています。
たとえば、グローブ交換(ゴム手袋)や歯科用切削器械(タービンヘッド)もとより、
歯磨きの指導時などで使用する歯ブラシ(ディスポーザブル)、や鉛筆(ガス消毒)
なども「使い捨て」か「消毒滅菌」しています。
歯を切削するバー(切削器械の先につける)類なども
1回使用ごとに超音波洗浄器にかけた後、消毒滅菌を行います。
細かなところを考え始めると、無数に出てくる(超音波系器械のエアゾル、受付であれば電話の受話器とか…)のですが患者さんの安全に関するところなので気が抜けません。
ミーティングを行うにあたり診療時間がすこし短くなってしまう日が
ありますがご理解いただければと思います。
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歯ぐきの下に歯石が付くことをご存知ですか?
#0014
【歯ぐきの下に歯石…?】
歯石とは、プラーク(歯垢)が石灰化(せっかいか=固くなること)したものですが、歯石には2種類あることをご存知でしょうか?
実は歯石には
①歯ぐきの上に出来る白い歯石と、
②歯ぐきの下に出来る黒い歯石、 の2種類あります。
歯ぐきの上に出来る歯石は白っぽいもので縁上歯石(えんじょうしせき)といいます(見たことがある方も多いと思います)。 では、歯ぐきの下に出来る歯石ですが、これは実は黒い色をしているのです。
これは、縁下歯石(えんかしせき)と呼ばれ、血液が混ざっているため黒くなります。どちらの歯石も細菌の死骸(しがい)でその表面に細菌が付いていることが多いため、歯ぐきの腫れの原因になり、歯周病を悪化させます。
一度、歯石になってしまうと固くなりブラッシングでは取れなくなるため、「固い歯石」にしないよう「やわらかいプラーク」のうちに、ブラッシングで取り除く必要があります。
歯石を再び付けないためにも丁寧なブラッシングが必要になります。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。