#0126
【歯にフッ素を塗布する効果とは?】
フッ素塗布は、歯の表面に直接塗布することで、虫歯の発生を予防する処置です。主に、以下の3つの働きがあります。
■フッ素を塗布する効果
①歯質を強化する
フッ素の効果は、歯の表面にあるエナメル質を強化することです。虫歯は、口の中の細菌が糖分をエサとして酸を発生させ、酸が歯を溶かすことで発生します。
フッ素を塗布すると、歯のエナメル質が酸に溶けにくい性質へと変化し、虫歯菌への抵抗力が高まるのです。特に、生えたばかりの乳歯や永久歯はフッ素を取り込みやすいため、高い効果が期待できます。
②再石灰化を促す
初期の虫歯は、歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラル分が溶け出しているものの、まだ穴は空いていない状態です。口の中が中性になると、唾液の働きによってミネラル分が歯に戻る再石灰化が行われますが、十分に修復できなくなると虫歯へと進行します。
フッ素には、この再石灰化を促進させる働きがあるため、穴が空いていない初期虫歯の進行を食い止められる可能性があるのです。
③細菌の繁殖を抑える
フッ素には、虫歯の原因となるミュータンス菌などの細菌の活動を抑制する抗菌作用があります。細菌が酸を作り出すのを防ぎ、虫歯が発生するリスクを低減させます。
■フッ素塗布を受ける頻度
フッ素の効果は永久に続くものではなく、時間の経過とともに少しずつ薄れていきます。そのため、効果を持続させるためには定期的な塗布が必要です。
一般的に、3~4ヶ月に一度の頻度でフッ素塗布を受けるのが理想的とされています。特に、乳歯や永久歯が生え始めた子どもは、歯が弱く虫歯になりやすいため、定期的に通院することが勧められます。
また、大人の場合も、定期的にフッ素を塗布することで虫歯予防の効果が期待できるでしょう。
当院でもフッ素の塗布を実施しています!
ぜひ、虫歯予防のために始めてみてはいかがでしょうか。
© 大手町の歯科 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエアWEST1階