スタッフブログ
プラークの正体をご存知ですか?
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【プラークの正体をご存知ですか?】
今月もどうぞよろしくお願いします!
さて今回はプラークについてです。
最近、CMでもよく耳にするプラーク。プラークの正体は皆さんご存知ですか??
プラーク(歯垢ともいいます)は、食べカスと思っている人もいますが、まったくの別もの。細菌と代謝物のかたまりです。
歯の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物質です。1mgには1億個以上の細菌が存在しています。 細菌は歯に付着しても、多くの場合は唾液で流されてしまいます。
しかし、唾液の流れが悪い場所に付着するとその場で増殖を始め、徐々にプラークを形成するため、早めに取り除くことが重要です。
むし歯の原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、歯に付着しやすく、強固なプラークを形成するため、早めに取り除くことが重要です。
むし歯や歯周病など口の中の様々なトラブルの根本的な原因はこのプラークなので、①毎日セルフケア と ②歯科医院で定期的なクリーニング を受けて、常に除去することが大切になります。
1.セルフケアについて
奥歯や、歯の間、歯ぐき(歯肉)との境目などは、特に付着しやすいため、しっかりと歯磨きして除去しましょう。
プラークは、歯の表面に強く付着しているので、うがいをしただけでは取れません。
自分に合った歯ブラシやデンタルフロスを使って、しっかりと取り除きましょう。 特に歯と歯の間は、歯ブラシの後にデンタルフロスを使うと、プラークの除去率が約1.5倍になります。
2.プロケアについて
「歯石」や「歯周ポケットの中」などのセルフケアでは除去できない汚れは、歯科医院でプロによるクリーニングを受け、除去しましょう。
プラークは歯周病や虫歯の進行の原因になります。また最近ではプラークはお口の中だけではなく全身疾患にも大きく影響していると研究でもわかってきています。
しっかりセルフケアと定期検診(プロケア)に通っていればお口の健康だけでなく、全身の健康も守ることができます!
当院では予防歯科に力を入れております。 またさまざまなクリーニングのメニューもあり1人1人にあったメニューを提案させていただきますので、ぜひ一度当院にお越しください!
© 大手町の歯科 大手町デンタルクリニック 東京都千代田区大手町1丁目5-1大手町ファーストスクエアWEST1階
どの位咬めているか検査できます!
#0094
【どの位咬めているか検査できます!】
食べ物を咬む能力が低下することを「口腔機能低下症」と言い、病気として治療する場合がでてきます。
咬む能力(咀嚼機能)を測定するために当院では「グルコセンサー」という検査器機を使用しています。
むし歯や歯周病などで咬む力が低下してくると、食べやすい食品(炭水化物)でカロリーはとれても、噛みごたえのある野菜類、肉類などに含まれる栄養素が不足してきます。
その為、血糖値が上昇したり、肥満になりやすく、糖尿病や高血圧などの病気を引き起こす事がありお体の健康状態に影響します。
どの程度、咬めているかは7項目の検査のうち、3項目以上の検査で数値が低い場合を「口腔機能低下症」と診断します。
その項目の1つである咀嚼機能を調べる事ができる検査キットが「グルコセンサー」です。
「グルコセンサー」は専用のグミを咬んで頂くだけでの検査で2分程度で結果がわかります。
咬み終わって、そのお水にどの位ブドウ糖が溶け出しているかを測定し、ブドウ糖の濃度が高ければよく咬めている、濃度が低ければあまり咬めていないという事になります。
手順は
①コップに10㎖の水を用意
②グミを20秒間咬む (飲み込まないよう注意)
③水を口に含み軽くすすぐ
④グミ、水、唾液を濾過メッシュを乗せたコップに出す
⑤専用器機で測定
このような感じで簡単に行えます。
咀嚼機能に問題のない人はだいたいブドウ糖の濃度が200~250mg/dlです。
その数値が100mg/dl以下だと「咀嚼機能低下症」と診断されます。
100を切るようだと入れ歯やインプラントなどで治療をしないと糖尿病、高血圧などを招いたり、高齢者では低栄養からの全身の虚弱(フレイル)につながル可能性が大きくなります。
今お口の中に入れ歯、インプラント、ブリッジなどの補綴物を入れている方、65歳以上の方はかたいものがよく咬めないという自覚がなくても、今どのくらい咬む能力(咀嚼機能)があるか検査をすることは、お体の健康管理に役立ちます!
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子供向けの磨き方を続けていませんか?
#0093
【子供向けの磨き方を続けていませんか?】
冷 気が一段と深まり冬の訪れを感じる今日このごろ、お障りなくお過ごしでしょうか。
今回は歯磨きのポイントとおすすめのケア用品を紹介していきたいと思います。
突然ですが、皆さんは子供の頃に学校で習った「子供向け」の磨き方を大人になってもそのまま続けていませんか? 何故この質問をしたかと言うと、子供と大人では磨いてアプローチしたい場所が少し違うんです!
子供の頃の歯はエナメル質がやわらかく虫歯になりやすいので“歯面”にアプローチする磨き方を指導されることがほとんどですが、大人になると+αで歯周病などの問題がプラスされてくる為“歯面と歯周ポケット”にアプローチする必要があります。
なぜなら大人になると、
①歯周病罹患率が8割りを超える
②唾液に長年きたえられたエナメル質が硬く丈夫になる
③歯周病の影響で歯茎が痩せると根元の象牙質がむき出しになり、むしろ虫歯になりやすくなる
④持病の薬の副作用で唾液による歯の修復作用が十分に働かない人が増える
などの理由が挙げられます。
また歯磨きは常に皆さま頑張って頂いていると思いますが、歯周ポケットへのアプローチ=原因となるプラークを落とす事がとても重要です。
力任せでゴシゴシ磨いてしまうと、少しずつ歯が削れてしまったり、歯ぐきが傷んで痩せてしまったりとトラブルの原因となりますのでご注意ください。
歯ブラシだけではどうしても落としきれない汚れが存在するのは事実です。
そこで歯間ブラシやフロス、タフトブラシなどの補助用具が活躍します!定期健診やクリーニングの時、担当の歯科衛生士からフロス使ってますか?と質問された事が皆さま1度はあるかと思います。
そこには歯周病を予防したいという思いが込められておりますので、是非一緒にご自身で実行できる予防を頑張っていきましょう!
また、虫歯へのアプローチとしては高濃度フッ素配合の歯磨き粉も有効ですし、知覚過敏には硝酸カリウムといった成分が含まれている歯磨き粉や研磨剤フリーのものが良いとされていますので、ぜひ使用してみてください。
文字では伝わりにくい所もございますので、具体的な磨き方・おすすめのケア用品については定期健診やクリーニング時に歯科衛生士に聞いて頂けると嬉しいです。
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当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。