歯科豆知識
歯ぐきの下に歯石が付くことをご存知ですか?
#0014
【歯ぐきの下に歯石…?】
歯石とは、プラーク(歯垢)が石灰化(せっかいか=固くなること)したものですが、歯石には2種類あることをご存知でしょうか?
実は歯石には
①歯ぐきの上に出来る白い歯石と、
②歯ぐきの下に出来る黒い歯石、 の2種類あります。
歯ぐきの上に出来る歯石は白っぽいもので縁上歯石(えんじょうしせき)といいます(見たことがある方も多いと思います)。 では、歯ぐきの下に出来る歯石ですが、これは実は黒い色をしているのです。
これは、縁下歯石(えんかしせき)と呼ばれ、血液が混ざっているため黒くなります。どちらの歯石も細菌の死骸(しがい)でその表面に細菌が付いていることが多いため、歯ぐきの腫れの原因になり、歯周病を悪化させます。
一度、歯石になってしまうと固くなりブラッシングでは取れなくなるため、「固い歯石」にしないよう「やわらかいプラーク」のうちに、ブラッシングで取り除く必要があります。
歯石を再び付けないためにも丁寧なブラッシングが必要になります。
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治したところもまた虫歯になります
#0011
【治したところもまた虫歯になります】
こんにちは
だんだんと暑さが増してきましたが、急に涼しくなったり体調を崩しやすい天気が続いてますね。
最近診療をしていて気付いたのですが、稀に患者さんが少し間違った知識を持っていらっしゃることがあります。
ご自分の歯を守っていただくためにもぜひとも知っていただきたいことがあるのでお伝えしようと思います。
それは
『虫歯の治療をした歯はもう虫歯にならない』という点です。
実際は虫歯の治療をしてもまた虫歯になりえます。
詰め物や被せ物をしても虫歯菌を抑えることができなければ周りからどんどん虫歯になってしまうのです。
そしてなにより困るのが神経のない歯(根の治療、神経を取ってしまっている歯)です。
神経がないために虫歯になってしまっても痛みもなく気が付かないのです。
そのため歯が割れたり折れたりして気付くことが多く、抜歯となることもあります。
神経の治療や虫歯の治療をした歯だとしても安心せず、しっかりと定期的にメインテナンスに通うことが重要です。
ぜひ歯医者さんに聞いてみてください。
歯のお手入れに必要な補助用具
#0005
【歯のお手入れに必要な補助用具について】
皆さんは、歯ブラシの他に清掃用具は使用していますか?
歯の表面に付着したプラークは歯ブラシで落とすことができますが、歯と歯の隙間についたプラークは歯ブラシだけでは充分に落とすことができません。
そこで必要になるのが補助用具です。
補助用具にはデンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシ、スーパーフロス(ブリッジの方向き)といったいくつかの種類があります。
通常の歯ブラシに加え上記いずれかの補助用具を併用することにより、プラークの除去率(58%→86%)は格段に上がります。
ちなみにお手入れの合格ラインは80%以上の除去率です…。
どれも歯と歯の間のプラークを落とす目的で使われるものですが、使用法は微妙に異なります。
また患者さんによって歯と歯の隙間の大きさの違いもあるので、ご自身にあったタイプの補助用具を選択し使用して頂けたらと思います。
ただし、「張り切ってお手入れしすぎて歯ぐきを痛めたり」、「やりすぎて歯がしみてきたり(知覚過敏症)」する場合があるので注意が必要です。
当院は健康保健取り扱い医療機関でございます。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の治療を基本に、予防治療、ホワイトニング、審美治療、矯正治療、インプラント、口腔外科、再生療法もおこない「一般的な歯医者の治療~専門的な歯科治療」まで幅広い対応ができる体制をとっております。地下鉄大手町駅直結、JR東京駅、丸の内エリアからもアクセス便利な立地の歯科医院でございます。東京駅丸の内北口から徒歩4分、丸の内エリアに隣接する歯医者です(丸の内永楽ビル様より徒歩30秒、丸の内センタービル様、新丸の内センタービル様、日本生命丸の内ガーデンタワー様より徒歩2分、新丸の内ビル様より徒歩3分、丸の内北口ビル様、日本生命丸の内ビル様より徒歩4分)。日本歯科大学東京短期大学院外研修施設。